地盤設置型ソーラー架台と営農型ソーラー架台と水上ソーラーのための簡易基礎工法
ソーラーパネルで発電している施設をさまざまな場所で見ることが増えました。
ソーラーパネル自体はそれほど重くなく、支えることは簡単ですが、設置する場所や台風など気候によって影響を受けやすい製品でもあります。そのため、しっかりとした基礎の設置は必要です。「ソーラーファウンデーション工法」を用いることで、下記の3つのメリットがあります。
スピード施工
施工は小口径のスチールピンを土中に打ち込むだけです。
地盤の掘削、埋め戻しが少ないので施工が早く、工期を短縮することができます。
さまざまな地盤に適用可能
軟弱地盤・急斜面地・凍結地盤・砂地にも対応可能。
撤去や現状復帰が簡単
将来、別の理由で土地活用を考えられる時にソーラー架台を撤去する場合は、打ち込んだピンを抜くだけで簡単に現状復帰ができます。
地盤設置型ソーラー架台用基礎には、「SF-DP」と「BGF(ベースグラウンドファウンデーション)」があります。BGFはSF-DPよりも軽く、形も小さいので保管場所が少なくて済むという特徴があります。
斜面地
丘陵地
軟弱地盤
重機等進入困難な場所
大規模ソーラー
山間部
休耕田・畑
元果樹園
斜面地
池埋立地
牧場
工場空き地
庭・駐車場 等
農作地にソーラー発電用架台の支柱を立て、農作業と発電事業を同時に行うことができる「営農型太陽光発電設備(ソーラーシェアリング)」の設置が“新しい農業のスタイル”として盛んになってきています。
営農型ソーラー架台用基礎には、基礎調整型「BGF(ベースグラウンドファウンデーション)」と支柱調整型「PGF(ポストグラウンドファウンデーション)」があります。
BGF(ベースグラウンドファウンデーション)を用いたこの工法は従来の地盤設置型ソーラー架台用の方法と同じで、基礎と支柱の間にベースプレートを挟み込むことで、支柱高さを調整します。
PGF(ポストグラウンドファウンデーション)には、2種類のブラケットがあります。四角い支柱(▢75角パイプ)も丸い支柱(Φ89.1・Φ101.6・Φ114.3丸パイプ)も立てることが可能です。支柱を地中に埋め込んで高さ調整ができます。
池などに設置されている水上ソーラーですが、台風など強い風によって水上で流されることがあります。浸水や転覆を防止するためには基礎で固定しておかなければなりません。
その対策として、水上型ソーラー架台用基礎「BGF(ベースグラウンドファウンデーション)」があります。コンクリートブロックなど大きな基礎では重機で掘って沈めたりする必要がありますが、この基礎工法は池の水を抜く必要がなく、運搬から基礎設置まで人力で施工できます。