軟弱地盤から砂地まで対応できる
木道やデッキ等の簡易基礎工法
ピン ファウンデーション工法
木道やデッキ、四阿など小規模構造物を対象とした簡易基礎工法。
小口径の鋼管をある角度で地中に打ち込むことで構造物の支柱に必要な支持力を持たせる工法です。1999年に初めて日本で施工して以来、今日までに1500件以上の施工実績があり、“環境にやさしい基礎工法”として長年、多方面から高い評価をいただいています。2010年2月には国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されました。
蔦沼(青森県)
ブナの原生林で囲まれた鳶沼に設置された木道デッキ。
基礎を設置するすぐそばまで沼が迫ってるため、設置場所はかなりの軟弱地盤です。ブナの根を傷めないようにピンファウンデーション工法が採用されています。
7つのアプリケーション
このピンファウンデーション工法を活用することで、従来の基礎工法ではつくることができなかった右の事例のような場所にデッキや木道などの基礎を設置することができます。
津久井湖城山公園横断橋(神奈川県)
戦場ヶ原周回線歩道(栃木県)
西海橋公園(長崎県)
松江城遊歩道(島根県)
西溜池自然公園(滋賀県)
豊洲運河潮風の散歩道(東京都)
根室春国岱原生野鳥公園(北海道)
従来のコンクリート基礎工法は、重機を用いて地面を大きく掘削し、基礎ブロックを設置することが一般的でした。基礎ブロック自体の重量もあり、現場近くまで搬入路を作るため自然環境を大きく変えることがあります。しかし、この「ピンファウンデーション工法」を用いることで、すべての作業が人力で行なえるので、重機の必要もなく現況を変えてしまう心配もありません。在来工法では設置できないような軟弱地盤(換算N値0.5~2.0)にもすぐに対応できる基礎工法です。